株式会社湘南平塚コミュニティ放送(FM湘南ナパサ)番組審議会 議事録

1.日時
  平成15年1月15日(水)午後1時30分〜3時30分

2.場所
  平塚商工会議所 特別会議室

3.委員の出席
  委員総数
出席委員数
13名
8名
  出席委員 伊澤繁雄 大村哲夫 平野恵美子 山上徳行 山本昭夫
金子博文 雨宮政子 前田行男(敬称略)
  欠席委員 矢野嘉哉 石川 旺 塩田貞吉 新谷雅之 横田 裕(敬称略)
  放送事業者側
出席者名

代表取締役 加川秀男
取締役副社長 中尾幸夫
取締役制作部長 水嶋一耀
営業部長 林 義博
制作担当 奥原賢司


4.議題
  (1)現行放送番組について
(2)平成15年10月クール番組改編概要について
(3)リスナーからの意見対応について

5.議事の概要
  議事に先立ち、加川社長より審議委員へ出席の御礼と挨拶を述べた。
まず始めに議題(1)の現行番組放送について、全出席委員よりご意見をいただいた。
続いて、議題の(2)平成15年10月番組改編概要、(3)リスナーからの意見対応については、それぞれ資料を基に、説明を行った後、ご意見をいただき、閉会した。

6.審議内容
  (1)現行放送番組について
  「防災インフォメーション」を時々聴いているが、啓蒙だけでなく、各地域ごとの避難場所をお知らせするなど、もっと身近な情報も欲しい。
  平成15年度4月より「防災インフォメーション」を従来以上に充実させた形で新たにスタートさせる予定である。各地域の避難場所情報についても対応していきたい。
  以前から要望していた「駐車場空き情報」を昨年12月より実際にスタートさせて頂いて、非常に嬉しく思っている。3月末まではスポンサーを付けない形での放送となっているようだが、4月以降はスポンサーを付けて放送した方が良いのではないか?
  4月以降については、現在スポンサーを付けることも検討している。
  ラスカ駐車場について担当者と話をしたところ、12月25日時点では、利用状況に変化はないとの事だった。しかし、「駐車場空き情報」をリスナーの耳に定着させることによって、利用者が増えるだろうと判断しているので、今後も継続して放送を行っていただきたいと言っていた。
  今のところ情報のやりとりも上手くいっていて、放送には問題ないようだ。
  「消費生活情報」を聴いた。実生活に役立つ情報を同じ時間帯に繰り返し、放送してはいかがか。
それと先日「OSC湘南シティインフォメーション」で、旅行会社の方が出演しており、中国旅行についての話をしていた。平塚に関連した話など盛り込む等、もう少し突っ込んだ話が欲しいと思って聴いていた。「OSC湘南シティインフォメーション」については、もっと中身を工夫する必要があるのではないか。
  「OSC湘南シティインフォメーション」については、施設で働くスタッフがパーソナリティーを担当しているため、番組内容としゃべりの部分では、まだまだ努力を要するだろう。しかし、勉強会を開くなどして、技術の向上を図るよう局としても努力をしていきたい。
  「街角伝言版」「広報だより」「この人と60分」については、できるだけ聴くようにしている。これら番組については、今後も継続をお願いしたい。その中でも「この人と60分」は素晴らしい番組だといつも思っているのだが、いつももっとその先の話が聴きたいと思う。1人1回の出演に限らず、2回3回の続編があっても良いのではないだろうか?
また「さあさあ集まれ湘南ミュージシャン」という番組があるが、平塚には多くのミュージシャン・クラシックジャンルの音楽家が沢山いるので、その方々にも番組出演・枠を与えてはどうか?
それと以前、「キッズステーション」という番組を放送していたと思うだが、子供達にも番組放送のチャンスを与えたいと思うので、復活させてはどうか?
  まず、「この人と60分」の新春恒例の市長出演という例外もあるが、基本的には1人1回の出演としている。しかし、2回以上の出演も今後は視野に入れて検討していきたい。
「キッズステーション」の復活については、今年ラスカの30周年イベントとして、現在企画中である。
なお、現在、クラシックのみの番組は無いのだが、ミマスの音楽番組などで時々クラシック音楽をかけたりしている。
  音楽家対談などを交えたクラシック番組などあると良いと思う。是非、クラシックにも目を向けて欲しい。
  休日診療所情報があると有りがたい。 落語なども聴けたらいいと思う。
  年末年始の場合、平塚・茅ヶ崎については、1日1回情報を入れている。なお、寒川については寒川ニュースで情報を入れている。
落語は以前、番組内で放送していたが、1クールで終了する結果となってしまった。落語は著作権の問題があり、現時点では取り扱いが非常に難しい。
  ナパサ専用ラジオでいつも聴いているが、電源を入れるとナパサしか入らないので、災害時は非常に便利だと思った。そのラジオは、いま在庫は無いのか?
  在庫はもう既にない。以前に販売していたナパサ専用ラジオについては、大きくて重く、あまり評判が良くなかった為、現在、新たなナパサ専用ラジオを作ることを考えている。
  しゃべり手の声よりもBGMが大きいと感じたことがあった。以前、BGMが大きすぎて、話す内容が聞き取れないことが有ったので、しゃべりとBGMの音のバランスについて教えていただきたい。
  少し前であれば、恐らく技術が未熟な故に起こりえたことかもしれないが、現在は技術的な部分は改善されている。恐らくその番組毎の演出によるのではなかろうか。できれば具体的に番組名を挙げて貰いたい。
  確か土曜午後3時ごろの番組だった。
  BGMが大きいというクレームは確かにある。気をつけたい。
  「この人と60分」は聴くようにしている。人選についてはどのように行っているのか?範囲を湘南だけにこだわらず首都圏にも範囲を広げてはどうか?
  基準としては湘南エリアで活躍の方を中心として、人選を行っているが、湘南エリアに何らかの関わりが有れば、首都圏中心で活躍している方でもゲストに迎えるケースは過去にも有った。首都圏に範囲を広げることは特に問題ない。
  複数のパーソナリティーでしゃべっている場合は、聴きずらい。先日、番組を聴いていいたら、「今日のメニューは何でしょう?」という質問に対し、「まだ決まっていません」という回答が出たのにはびっくりした。準備不足である。番組毎のレベルにかなり差があるようだ。それと夜12:00以降にラジオを聴きたいと思うのだが、要望として深夜12:00以降の番組を作ってみてはどうか。 
  検討の余地はある。
  (2)平成15年10月クール番組改編概要について
  平成15年10月クールからの番組改編について以下通り説明をし、次クール番組改編概要についてご理解いただいた。
平成15年10月番組改編の手順
 
  1. コミュニティFM放送局としてのアイデンティティを確立するために、従来の番組編成の基本的な理念を踏まえさらに、「地域放送局」としての特性を生かした番組編成を行う。
  2. それには、リスナーに伝える様々な情報の中で地域情報を最優先に位置付け、これを番組編成の軸とする。
  3. このまちに発生する様々な情報をすべて洗い出し、リスナーのニーズを基本に、必要性に応じた頻度と時間帯を想定する。そして、地域情報を軸に前後の流れをその情報にふさわしい番組内容として整えてゆく。
  4. 従来、欠落していた情報については、情報源との情報確保のための円滑な関係を構築し、情報入手のシステム化をはかる。ここでのプロセスで、情報の提供という立場での放送への市民参画を促す。
  5. この改編は15年10月本放送を目指し、その後、1年間の中でさらに修正を加える。
  6. そのおおよその手順は番組審議会での合意を中心に次のように進めたい。
   
  1. スタッフ会議 スタッフ内の合意を得る・社内での役割分担
  2. 番組審議会 改編手順への意見収集と提供すべき情報の抽出
  3. リスナーからの意見収集 リスナーの欲しい情報を収集する作業の開始
  4. 部門別会議、ナパサクラブ 改編の意図の理解と情報の抽出・プロジェクトメンバーの選任
  5. 部門別会議、パーソナリティー 改編の意図の理解と情報の抽出・プロジェクトメンバーの選任
  6. 部門別会議、土日班・その他 改編の意図の理解と情報の抽出・プロジェクトメンバーの選任
  7. 番組編成プロジェクト第1回会議 各部門より複数名で構成・作業の分担・日程の煮詰め
  8. 番組編成プロジェクト第2回会議 情報の整理と番組への分類
  9. 情報発信源との調整 情報発信源との折衝
  10. 望ましい情報の時間帯別配置 得られる情報の確定と時間帯の配置(骨格づくり)
  11. 情報内容にふさわしい番組の構成 番組企画・内容の煮詰め(肉付け)
  12. 曲のジャンル分類 番組企画・内容の煮詰め(肉付け)
  13. 番組編成の原案作成 番組企画・内容の煮詰め
  14. 全体会議 原案の発表と部分修正・制作担当のエントリー
  15. 制作担当者との個別調整 実行可能な時間帯の区分と不可能な時間帯の次善策
  16. 番組最終原案編成 10月新編成最終案の作成
  17. 番組審議会 原案の発表と部分修正
  18. 番組最終編成 番組案最終編成
  19. 番組表作成 印刷原稿の作成
  20. 番組制作準備 各担当別の制作準備
  本放送開始    10月1日新編成の放送開始
  情報の概要
 
  1. 情報の特性
    1. 情報内容(情報の分野の区分)
    2. 情報発信源(公官庁・民間・グループ・個人)
    3. 主な発生時期(定期性・季節性・通年性)
    4. 事前情報・事後情報
    5. 発生頻度(毎日・定期・不定期)
    6. 情報対象の一般性・特殊性・対象者の区分
    7. 地域の広域性・限定性
    8. 緊急性(重要度の区分)
    9. 情報伝達の効果(伝聞の形式・直接伝達)
  2. 情報発信源
    1. 公共機関
    2. 市役所・警察署・博物館・図書館・市民センター・公民館・青少年会館・消防署・市民病院・税務署・商工会議所・JR・競技場・総合公園・体育館・ボードウォーク・郵便局・ハローワーク・大学・小中学校・幼稚園・保育園・老人ホーム・養護施設・火葬場
    3. 民間機関
    4. 商店街・各物販商店・大型店・ショッピングセンター・画廊・ホール・舞踊教室・旅行会社・葬儀・式典会社・各種教室・学校・工場・研究施設・サービス・飲食店・神社・各寺・教会・ベルマーレ・交通機関
    5. 各種団体
    6. 漁業組合・JA・青果市場・魚市場・商店街・JC・会議所青年部・経済系団体・ロータリー・ライオンズ・ソロプチ婦人団体・政治団体・青少年サークル・ボーイ、ガールスカウト・自治会・PTA・消費者団体・趣味の会・音楽サークル・健康サークル・労働組合・各種ボランティアサークル・スポーツ系各種団体
    7. 個人
    8. 世界一・日本一・時の人・噂の人・表彰された人・特殊技能を持っている人・何かを極めた人・不運な人
    9. イベントの集団(ある時イベントのために作られる組織)
    10. 七夕祭り・イベント展開の集団・結婚式・同窓会・研修会・講演会・各種大会・演奏会・芸能的発表会
    11. 地域外からの情報(情報の内容)
    12. 世界のニュース・国内のニュース・天気、気象情報・県域の情報・一般生活情報・交通情報
  番組編成フローチャート
  1月14日 スタッフ会議
  1月15日 番組審議会
  1月22日 部門別会議、ナパサクラブ    リスナーからの意見収集
部門別会議、パーソナリティー
部門別会議、土日班・その他
  2月初旬 番組編成プロジェクト会議発足
  3月初旬 望ましい情報の時間帯別配置   情報発信源との調整
  4月初旬 情報内容にふさわしい番組の構成  曲のジャンル分類
  5月下旬 番組編成の原案作成
  6月中旬 全体会議
  7月中旬 制作担当者との個別調整
  8月初旬 番組最終原案編成
  8月下旬 番組審議会
  9月初旬 番組最終編成          番組制作準備
  10月1日 本放送開始
 
  (3)リスナーからの意見対応について
  別紙資料について黙読していただいた後、ご意見を伺った。
  これら意見はどのように寄せられたのか?誰からの意見なの分かっているのか?
  主にホームページ上の掲示板に寄せられた意見で、メールネームも分かっている。
  各意見にネームが記されていないので、判断し難い。

以上
戻る