株式会社湘南平塚コミュニティ放送(FM湘南ナパサ)番組審議会 議事録

1.日時
  平成17年6月22日(水)午後1時30分〜2時30分

2.場所
  平塚商工会議所 特別会議室

3.委員の出席
  委員総数
出席委員数

13名
 5名
  出席委員 大村哲夫・田中寧男・山口能司・石川 旺・原 正(敬称略)
  欠席委員 前田行男・臼井照人・松岡慶純・酒井菊江・武井良子・
新谷雅之・小澤雄一・平野恵美子(敬称略)
  放送事業者側
出席者名
代表取締役社長 水嶋一耀
取締役副社長 中尾幸夫
取締役制作部長 安藤哲史
制作担当 奥原賢司・松下雄太郎

4.議題
  〇現行放送番組(平成17年4月〜平成17年9月クール)の審議について
  〇七夕特別番組について
  〇CM情報(有料)と地域情報(無料)との境目について〈水嶋社長より追加議題〉

5.議事の概要
   議事に先立ち、中尾幸夫副社長より挨拶と新規取締役ならびに監査役の紹介を述べた。次に出席委員ならびに放送事業者側の自己紹介を行った後、放送法第三条の四の番組審議機関について説明した。
続いて、水嶋社長より新任の挨拶があり、その後新たな議題が提出された。次に今回の議題である現行放送番組についてのご意見、七夕特別番組についての説明、CM情報(有料)と地域情報(無料)との境目についてならびに審議委員へご意見を伺い閉会となった。

6.審議内容
(1) 現行放送番組(平成16年4月〜平成16年9月)第1クールについてのご意見を伺った。
何気なくラジオをつけているとナパサか他のチャンネルかわからない。番組独自のフォーマットを確立すべきではないか。また、全ての時間とは言わないが商店にBGMで流せるような番組作りを行ってみてはどうか。商店街と連携することにより様々な広がりが生まれるのでは。
平塚に大きな地震が無く、市民が地震や災害に対しての興味が薄れていると思う。地震や災害に興味を持ってもらう為に、又訓練の意味でも災害に対する緊急放送などを番組内にもっと組み込んでみたらどうか。
店内でナパサを流しているが、聴くというよりBGM代わりに聴いている。開局当初に比べ各パーソナリティの“しゃべり”がうまくなっていて、トークが耳障りでは無くなり努力が見受けられる。もっと耳を傾けるために、地震が起きたときの地震情報を早く伝えて欲しい。また“ナパサ”というフレーズを番組内でもっと増やしてみてはどうか。
殆どの番組がトークと音楽で構成されているが、他局と比べてトークと曲との間が気になることがある。開局10年が経ちナパサは成熟期に入っているので、もっと丁寧な番組つくりを配慮して欲しい。
昼休みに聴いていることが多い。限られた時間の中で、懐かしい音楽がかかり楽しく聴いている。またニュースも有り内容が濃く充実していると思う。ただ、間違っていても訂正しないことがあるので配慮を御願いしたい。
何気なくラジオをつけているとナパサか他のチャンネルかわからない。番組独自のフォーマットを確立すべきではないか。また、全ての時間とは言わないが商店にBGMで流せるような番組作りを行ってみてはどうか。商店街と連携することにより様々な広がりが生まれるのでは。
(2) 七夕特別番組について局側から説明が行われた。
七夕特別番組についてですが今年も例年通り、ステージを中心とした放送を予定している。ただステージだけではなく、パレードにレポーターが一緒になり移動するなど七夕まつりを楽しんでいる人の目線での放送も考えている。他にも土曜日と日曜日に関して、郷土芸能など音で伝わりにくいものがあるので、企画を考えながら特別体制で臨みたいと考えている。また6日の前夜祭に関しても同様な考えでいる。
(3) CM情報(有料)と地域情報(無料)との境目についてご意見を伺った。
CM情報(有料)と地域情報(無料)との境目については線が引けないと思う。先程も述べたように、商店街などを取り入れることによって広がりを考えるべきではないか。お金を支払っている企業は何かしら思うことが出てくるかもしれないが。
6月12日に建設業組合がボランティアでイベントを行い、そこで得た収益を社会福祉協議会に寄付している。毎年デパートの前で前日PRしているが、これを取り上げて欲しい。
局としても地域情報を積極的に行うべきだと考えている。ナパサの番組内で『街角伝言版』というコーナーがあり、これは無料で放送できるのでこれを利用していただきたい。
イベント情報について、音としてのメリットと映像としてのメリットがあると思う。SCN(湘南ケーブルネットワーク)とナパサが共同して受付窓口を設けて振り分けを行ってみては。
そこまで組織だってやってはいないが、窓口は積極的に広げ対応させていただこうと思っている。
市の広報などを巻き込んで、「ここにいけばイベント情報を流せる」という受け皿を確立してみてはどうか。
市役所の広報課としては、寄せられる情報(公式会見等)についてはナパサとSCNに情報BOXを設けているのでそちらに流している。団体や地域の情報も同じように流すことが出来るので、内容によるがご相談に頂く余地がある。
CM情報(有料)と地域情報(無料)との境目について、店の名前や商品を売り込むことはCMになるが、告知に関しては無料でいいのではないかと思う。そこから広げることによりナパサというものを商店などに浸透すると思う。
提供やスポットは有料であるが、局として他にも有料にすべき点があるのか。
基準が難しいが、ある。
新聞などでCM欄がある。そのほかに記事としてCMになることがある。これは話題性になるから載せている。これなら企業として無料になり、企業としてはありがたいものである。
実際テレビなどで企業名は出さないまでも、CMになるものがあるという認識はある。
そういう話題性になるものはお金を取るべきではないのでは。
番組とCMを峻別するのは、放送法で記載されている。ただ旅番組を例にとってみるとお金が動いているか分らないが、航空会社など制作協力という形をとっている。ナパサでも例えば『この人と60分』をお店の中で録音して制作協力という形をとってみては。
現在ナパサでは『ランチ情報』というコーナーがあります。これはお店のメニューや特長を無料で紹介している。もちろんお店側としてはメリットがあるが、局としてのメリットを考えてみると難しいところがある。営業側からするとCMとしてのお金を取るべきだという意見もあり、制作側としては地域情報の一つと捉えている。
今後そのお店から広がりが出るための“えさ”を蒔いている状態ではないか。
聴視率のためであると考えるなら、どういう判断をすべきなのか。告知の依頼をされた時、有料か無料か判断をしてみてはどうか。
今日結論を出るものではないのでナパサとしては参考にしていただきたい。

以上
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