株式会社湘南平塚コミュニティ放送(FM湘南ナパサ)番組審議会 議事録

1.日時
  平成18年11月8日(水)午後1時30分〜2時30分

2.場所
  平塚商工会議所 第3会議室

3.委員の出席
  委員総数
出席委員数

11名
 4名
  出席委員 こゆるぎ次郎・柏手茂・武井良子・矢野嘉哉
  欠席委員 青島俊憲・新谷雅之・ 磯崎卓・楢山槇也・大澤正寛・
長島敏江・藤平ひろみ
  放送事業者側
出席者名
代表取締役社長 水嶋一耀
取締役制作部長 安藤哲史
制作担当 松下雄太郎・向井貴彦
  オブザーバー
ナパサクラブ会長 能勢康孝

4.議題
  秋の特別番組について

5.議事の概要
   議事に先立ち、水嶋一耀社長より挨拶が述べられた。続いて、矢野委員に議長を依頼した。次に今回の議題である秋の特別番組ついて局側から説明され、委員に御意見を伺がった。その後局側から、委員に連絡事項を伝えし、閉会となった。

6.審議内容
秋の特別番組ついて局側から説明が行われ、委員に御意見を伺った。 
前回の番組審議会以降、当社では9月30日・10月1日の「伊勢原観光道灌まつり」、10月15日の「日産車体遊人ぴあ」、10月20日の「湘南平塚テクノフェア」、10月21日に平塚駅ビルラスカのウェルカムデッキでのイベント、11月3日に東海大学の建学祭、以上において、生放送を現地から行った。また10月29日の「健康フェスティバル」と「福祉フェスティバル」では生放送は実施しなかったが、技術協力を担当した。この中で建学祭は、東海大学の8号館にブースを設け、生放送を行ったのは今年で4年目になった。今回は初めて、広報学科の学生に9時から19時までの時間を殆ど担当し、番組の進行や構成など全てを広報学科の学生が中心で進めた。初めての試みの為、是非御感想や御意見を伺いたい。
地元である東海大学の学生に長時間を提供することは、学生にとって大変貴重であり、学生も頑張っていたと思う。ただ学生達がどの様な番組を作るのか等、テーマが薄かった印象がある。放送することだけが目的となってしまうと、長時間聴けないものになってしまうので、放送の重要性を認識して貰いたい。
ご指摘の事項を防ぐ為に、幾つかのテーマを設定した。1つは東海大学の代表として放送に挑んで頂く事。次に平塚について新しく知って頂く事。最後に10時間をただ放送するだけにしない事。以上のテーマ設定は、やはり長丁場、学生に渡したことは難しいことだと思った。どうしても学生の中で楽しく放送をしようというのがメインとなってしまった。放送が終わって約1週間経ち、来年も建学祭の放送を行いたいと考えているが、学生に何時間か渡すというのではなく、局の人間と学生とで一緒に番組を作ろうと考えており、大学側にもお話はさせて頂いた。
東海大学の構内全体では当日放送しなかったのか。また学生達は普段は放送していないのか。
構内全体では放送はせず、普段も構内での放送はしていない。弊社では毎週火曜日8時30分より30分間「こちらラジオ番組製作部」という番組を建学祭で活躍して貰った学生達が番組を行っている。また湘南ケーブルネットワークや神奈川テレビでも番組を担当している。
テレビでは当日の生放送の番組以外にも当日流れるCMや補足取材等もあり、学生にとってかなり大変な作業だったと思う。テレビでは「地域と大学のコミュニケーション」をテーマにし、クイズなどで平塚市内商店街の人達を参加させていた。
ラジオでは1本の大学のロゴ入りボールペンから物々交換をして行く「わらしべ長者」という企画などで地域を独自に調査していたが、放送でどこまで上手く表現できたかは難しいところだった。また中心になる学生がテレビはテレビの担当、ラジオはラジオの担当という訳でなく、複数のメディアの企画を掛け持ちしているケースがあり、その結果、支持系統がばらばらとなり、機能しないこともあった。
でも学生達は充実感があったのではないか。
実際放送が終わった途端、感極まって泣き出す学生も多くいた。
放送のプロジェクトが終わって泣いていたという事なのか。
特に4年生は今回の建学祭でのプロジェクトがラジオやテレビで最後の大きな仕事になるので、満足感もあったのだろうと思う。
学生の方は毎年入れ替わりがあり、放送の育成トレーニングをきちんと普段から行わないと、来年も同じ結果を招くと思う。
広報メディアの学生とは今年の4月より関わりを持つ事となった。学生達はFM湘南ナパサと関わりが持つことで普段から局に足を運んで貰い、放送について勉強をして欲しいと思っている。また学生に成長できるような体制をシステム化していけないと考えている。しかし学生の皆さんも学業などの時間の問題があり、また大学から局へ足を運ぶ金銭面での負担もある。学生の負担と局側の負担を極力最小限にし、勿論学校への成果も考えなければならないと思っている。
10時間学生に渡し、放送を上手く機能させプロデュースできる人間が学生の中で果たしているのか。「イチニチマルゴト」という形ではなく、学生が制作した30分位の番組を幾つか用意して、通常番組の中で何時間置きかに作った番組を組み合わせて放送することは考えなかったのか。
学生の中で他の生中継に関わっていた学生もいた。また一日通して生放送することに意義も感じている。ただ10時間の生放送の中で幾つかの違うテーマで、放送していたことが否めない。
あまり聴けなかったのが、どのようなテーマで放送していたのか。
建学祭の様子、コーラスサークルによるコーラスや音楽学科による琴演奏、学校紹介等もあった。「わらしべ長者」は大学の中で一日通しての企画であった。
政治経済や社会情勢のような話題は無かったのか。
そのような話題はない。今回10時間の中では学校紹介や音楽などのイベントが中心であった。
10時間という長時間放送するのは確かに大変だったと思うが当日、建学祭で行っている一場面だけを紹介しているだけに聴こえた。今回の番組制作の過程や建学祭がどのように作られていったかなどドキュメント的な話題があって良かったのではないか。
結果的に主となるテーマがなく、ただ放送するだけになってしまったが、彼らの中では放送を勉強しているので、その過程を流すという事は行いたくないという考えなのだと思う。
平塚を知る良い機会になったようだ。
東海大学の学生の皆さんは小田急線を使う機会が多いので、平塚の中心地を行く学生の方は少ない。確かに平塚を見る機会、また知る機会にはなったようだ。
神奈川大学では学園祭の生放送を行わないのか。
機会があれば行いたいと思っている。今回は東海大学の学生とのコミュニケーションが上手く取れ始めたので、東海大学の建学祭から中継した。
放送局の方だけでなく、他業種の人も一緒に番組を作っていけば面白い放送が生まれるだろうし、学生にも良い勉強になると思う。
11月26日の「平塚商業祭り」で東海大学の写真部の方やラテンアメリカ研究部の方などがパールロードでPRをされるそうだ。そういうイベントに参加し、きっかけにして欲しい。

7.報告事項
  平成18年8月30日開催の第3回番組審議会の議題であった「朝のワイド番組の選曲」について、委員へ次の通り報告した。各委員からの御意見を参考に担当スタッフとパーソナリティで話し合い、10月以降、月曜日は60・70年代の洋楽、火曜日は80年代の洋楽、水曜日は60・70年代の洋楽、木曜日はハワイアンミュージック、金曜日は最新の邦楽・洋楽(ロック中心)と曜日毎にジャンルを決めて放送することとした。

以上

 
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