株式会社湘南平塚コミュニティ放送(FM湘南ナパサ)番組審議会 議事録

1.日時
  平成19年1月15日(月)午後1時30分〜3時00分

2.場所
  平塚商工会議所 第3会議室

3.委員の出席
  委員総数
出席委員数

11名
 6名
  出席委員 ゆるぎ次郎・柏手茂・藤平ひろみ・新谷雅之・
大澤正寛・長島敏江
  欠席委員 青島俊憲・磯崎卓・楢山槇也・武井良子・矢野嘉哉
  放送事業者側
出席者名
代表取締役社長 水嶋一耀
取締役副社長 中尾幸夫
取締役制作部長 安藤哲史
制作担当 松下雄太郎・向井貴彦
  オブザーバー
ナパサクラブ会長 能勢康孝

4.議題
  〇 クリスマス特別番組、年末年始特別番組についての報告
〇 平成19年度4月クールからの番組編成について

5.議事の概要
   議事に先立ち、水嶋一耀社長より挨拶が述べられた。続いて、大澤正寛委員に議長を依頼した。次に今回の議題である局側からクリスマス特別番組、年末年始特別番組について報告が行われ、委員に御意見を伺がった。続いて、局側から平成19年度4月クールからの番組編成について説明が行われ、委員に御意見を伺った。その後局側から、委員に連絡事項をお伝えし、閉会となった。

6.審議内容
(1) クリスマス特別番組、年末年始特別番組について局側から説明が行われ、委員に御意見を伺った。
昨年12月23日天皇誕生日の18時から24時まで『クリスマスイブヴナパサンタスペシャル』という特別番組を放送した。普段リスナーからのレスポンスをなかなか受けられないので、1年に1回レポーターやスタッフが、町の商店からプレゼントを頂き、リスナーにプレゼントをお届けするという番組を行っている。今回は幾つものプレゼントを組み合わせた福袋にして、10名にプレゼントを届けした。毎年応募が少なかったり、応募総数が不安定だったりするので、レポーターやスタッフが対面式で告知をすることもしていたが、今回は放送を聴いてFAXして頂いた方、またOSC湘南シティにあるリクエストBOXに応募して頂いた人に限ったが、総数は160にもなった。このような形で応募を募ったので当選された方も、ラジオをきちんと聴いていたという方ばかりで、非常に楽しい特別番組になった。続いて、12月31日の23時30分から1月1日の0時30分まで、『カウントダウン特別番組』を行った。湘南ひらつかビーチパークでのカウントダウンを電話で中継することを軸に湘南地区の神社を2年参りし、その様子を電話レポートするという番組である。今回システム上電話回線を1つで普段行っているところを2つにしたこと、また各地の電波状態が悪かった為、新年を迎える前後10分間、電話が繋がらなくなったことがあり、課題が残った。最後に年始1月1日から1月3日までの特別番組だが、毎年FM湘南ナパサでは平塚市長並びに茅ケ崎市長をお招きし、「平塚市長と60分」「平塚市長と茅ケ崎市長の新春放談」「茅ケ崎市長と60分」という3つの特別番組を放送している。今年は伊勢原市長をお招きし、「伊勢原市長と60分」「平塚市長と伊勢原市長の新春放談」という2番組を加え5つの特別番組となった。この5つの特別番組を1月1日に本放送、2日と3日に再放送を行った。以上特別番組の報告である。
お正月の聴視率はどのようなものであったか。
統計的に聴視率とったことがないが、やはりテレビにいってしまうと思われる。車で移動される方が多いと思うので、その方たちが聴いて頂いるだろう。
新春特別番組はどのような番組だったのか。
昨年を振り返ってみてどのようなことが行われたか、今年はどのような市にしていくのか等を中心に語って頂く番組となっている。今年は平塚市長と伊勢原市長との対談があり、女性市長同士ということが大変興味がある話を伺うことができたと思う。
この特別番組はもう再放送はないのか。
新春に向けての放送内容となっているので、再放送の予定はない。
再放送の規則などはあるのか。
基本的に2回まででお正月は特別に3回放送している。
お正月は来客対応に追われているので、せっかくの良い番組が聴くことが出来なかった。
このような市長のお話など滅多に聴けるものではないので、何度か再放送しても良いのではないか。ラジオを聴く時は、仕事など「〜しながら聴く」というケースが殆どだと思う。特に車で聴いている時、楽しければ目的地についても聴くことがある。このような対談番組は正にそれに該当する番組だと思う。
確かに海岸線などで道が混んでいる時にナパサを聴くという話はよく伺う。話は変わるが、ナパサでは小学校や中学校で行われている職場体験を受け入れている。ナパサは非常に人気があり、その理由としては、会社の見学で終わらせず、実際生放送のミキサーを操作したり、生放送で話したりと参画型としているからだ。ただその後の感想では、ナパサは知っているが、聴いたことが無いという答えが殆どであった。
小学校・中学校・高校の放送部の放送などはナパサで流すことができないのだろうか。
10年前位に「キッズステーション」という企画があり、学校で作ってきたものや局で番組を作って放送することもあったが、校長先生によって止めたケースがあった。
校長先生による独断なのだろうか。
局に来る時、また帰る時の事故にあった時の責任問題などが発生するということ等が原因と思われる。
地域コミュニティ放送と、メジャーな放送局の差を考えると、どうしても音楽番組では勝てないと思う。どうすれば聴くのかと考えた時、地域の細かい情報なら聴くと考えた。私は大磯に住んでいるが、平塚の知らない情報なら興味があり、聴くと思う。そのような情報を面白く演出すれば聴く人がより増えるのではなかろうか。
よくNHKFMを聴いていて、番組審議委員になって聴くようになった。ちなみにどの辺りまで聴こえるのか。
伊勢原まで聴くことが出来る。ただ一点のところから電波を出しているので、遮断物があると聴きにくくなる。特に家の中だと遮るもの多い為聴きにくくなる。一方、車は車全体がアンテナの役割となっているので、聴きやすい状態になっている。車だと富士山の五合目や、千葉の木更津あたりでもクリアに入る。湘南ケーブルネットワークに登録しているとクリアに聴くことが出来る。
ケーブルの中に信号としてナパサも入っている。専用のコンバーターの後ろにFM端子があり、繋いでラジオのチャンネルを88.3に合わせると聴くことができる。
大磯や二宮だとケーブルを使えばきれいに聴こえる。
(2) 平成19年度4月クールについて局側から説明が行われ、委員に御意見を伺った。
今年度の4月クールより以前3つあったワイド番組を2つにし、毎日レポーターをワイド番組に登場させ、生の情報を伝えるようにした。このような形なってから間もなく1年になり、来年度もこのような形や現在のタイムテーブルを軸に、パワーアップバージョンでいきたいと考えている。以前は街に情報が沢山あると思っていたが、時期によっては情報が少ないこともあった。より情報を得る為の方法やライフライン情報についての時間は妥当であるか、またライフライン情報の量は妥当かなどの御意見を伺いたいと思っている。また現在のタイムテーブルの中で足りないと思われるものがあれば、御意見を伺いたい。
午前8時から9時頃聴いているが、天気や交通情報をニュースが流れると耳を傾る。昼にも聴くことができ、レポーターが登場すると臨場感があり楽しめる。もっと早い時間にレポーターが登場しても良いと思う。また夜の9時から10時くらいに落語などを流しても良いと思う。またNHKの「ラジオ深夜便」を聴くことがあるが、その番組に出てくる良い話は再放送でも聴けると思う。私の中では千葉の船大工の話や五木寛之さんの話などは印象に残っている。リクエストの方法がラジオだと分かりくいので、よりリクエスト(曲以外でも)しやすい放送をして貰いたい。
落語は私も好きで、テレビで見ることができる機会が少なくなったので、ラジオで聴ければ良い。
平塚では結構落語が盛んである。
落語は私も好きで、テレビで見ることができる機会が少なくなったので、ラジオで聴ければ良い。
著作権の問題がわからないので調べてみたい。
ケーブルテレビでは囲碁や釣りなどの趣味の専門チャンネルはあるが、落語だけというチャンネルはない。落語が好きな人も多いと思ので、その人をターゲットにすることは良いことかもしれない。
NHKの教育テレビで「にほんごであそぼう」という番組はあり、落語のネタから使われるものがある。また古典落語など新鮮でいいと思う。今、昔のアニメがDVDで高い値段で発売されているようだが、非常に売れているそうだ。親御さんたちが子供に見せたいそうです。その理由としては今のアニメはワンパターンで工夫が無いのに対し、昔のアニメのほうがいくつものパターンがあるので想像力の向上にも期待できるからだそうだ。落語はオチがあり、日本語の文章構成がしっかりしていてまた工夫もされているので面白い。
地域の情報はいかがだろうか。
たまにラジオをつけるからこそ、例えば午前7時・8時・9時と区切ってライフライン情報がタイムリーにあればラジオを聴くことに期待ができる。残念ながらタイムテーブルを見て、ラジオを聴く方は少ないと思う。たまたま聴いて面白かったから、タイムテーブルを見て次また聴くとパターンになると思う。時報などがあれば注意を引くことになると思うのだが。
残念ながらコンピュータのシステム上、時報はできない。
現在ナパサクラブでは地域の人が何を必要なことを考えるようになった。ラジオというコンテンツは瞬時に広い範囲で情報を拾うことができるという利点がある。学校関係の情報ができることを目指している。最近では学校に伝わる警察からの情報を貰うことができ、その情報をクラブの番組で流すようになった。また情報シートを作成しており、そのシートを学校に配布することを考えている。何か学校で緊急な連絡があれば、記入して貰い、FAXを局に送って貰って、情報を伝えるということができればと思っている。
回覧板の情報とまではいかないまでも、それに近いテレビで流れないニュースを寄せる事ができれば面白いと思う。
テレビでよくある「我が家の録れたてビデオ」みたいに、我が家で起こった出来事を集めるのは大変だと思うが、面白いと思う。
現在「街角伝言板」という営利を目的としない告知を集めて番組で告知し、またレポートにもいっているケースがある。そのような情報を取り上げることは面白いと思うが、時間や手間は掛かる。ちなみに湘南ケーブルネットワークの「お悔み情報」はどのようなシステムになっているのか。
平塚・大磯・二宮の斎場から情報を入手して情報を流している。
遺族から流さないで欲しいなどのクレームなどはないのか。
湘南ケーブルネットワークに来る前に、新聞に情報を送るようなので遺族に確認をとってから情報を発信している。
ラジオでそれらの情報を流すと暗くなってしまうかもしれない。
生まれたばかりの赤ちゃんの情報などは良いと思う。
たまたまその時に聴いていたら効果的だと思う。
情報には音で聴いたほうが効果的なものと、文字から読み取ったほうが効果的なものの2つに分かれると思う。「お悔み情報」や「赤ちゃんの情報」などは文字からのほうが有効的だと思う。
ナパサのホームページでの文字の情報はどのくらい有効でしょうか。
ホームページは月2回メンテナンスをしており、大分充実した内容になっていますが、まだ十分ではないと思う。ただ質は良いものだと思っている。
生活により身近なもの方がより興味がそそられると思う。特にコミュニティ放送はそのような情報を行うことが評価に繋がると思う。やはりエンタメ路線より報道重視のほうが良いと思う。

7.報告事項
  局側より「平塚商工会議所 賀詞交換会」の模様が1月9日に生放送、取材特集放送が14日に行われることが、報告された。また18日に行われる、「安否情報訓練」についての説明並びに告知が行われた。

8.連絡事項
  局側から平成19年3月5日月曜日に第6回番組審議会を行うことを発表した。

以上

 
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