株式会社湘南平塚コミュニティ放送(FM湘南ナパサ)番組審議会 議事録

1.日時
  平成19年5月21日(月)午後1時30分〜2時30分

2.場所
  平塚商工会議所 第3会議室

3.委員の出席
  委員総数
出席委員数

11名
 4名
  出席委員 久保田寛・柏手茂・藤平ひろみ・新谷雅之
  欠席委員 磯崎卓・楢山槇也・大澤正寛・こゆるぎ次郎
武井良子・長島敏江・矢野嘉哉
  放送事業者側
出席者名
代表取締役社長 水嶋一耀
取締役副社長 中尾幸夫
取締役制作部長 安藤哲史
制作担当 松下雄太郎・向井貴彦

4.議題
  (1)平成19年4月からの新番組について 『珠玉の昭和歌謡史』
(2)5月6日放送J2リーグ中継ザスパ草津戦

5.議事の概要
   議事に先立ち、中尾幸夫副社長より挨拶が述べられた。次に水嶋一耀社長よる挨拶が述べられた。また今回の審議会より青嶋俊憲委員に代わり、久保田寛氏が委員に加わることが発表された。続いて、新谷雅之委員に議長を依頼した。次に今回の議題である平成19年4月からの新番組について局側から説明が行われ、委員から御意見を伺った。続いて5月6日放送J2リーグ中継ザスパ草津戦について、局側から説明が行われ、委員から御意見を伺った。最後に局側から市長立候補者による公開討論会の放送に関して御意見を伺い閉会となった。

6.審議内容
(1) 平成19年4月からの新番組について局側から説明が行われ、委員に御意見を伺った。
4月からの番組改編で変更になったところは土曜日の午後6時より「珠玉の昭和歌謡史」という番組が加わったことです。当初は水曜日の午後3時より「Leeユs Caf氏vという番組が加わる予定でしたが、3月下旬に変更となり、この時間は日曜日の午後9時から放送している「元気になあれ!FMサポートタイム」を再放送することとなりました。またタイムテーブル上にレポーターの名前が加わりました。新番組の「珠玉の昭和歌謡史」の内容ですが、古い日本の曲を30分間に6・7曲かけるという番組で、年代は昭和2年からスタートしました。新番組ということもあり、この番組について、皆様に御意見を伺いたいと思います。
それでは聴いたことのある委員の方、御意見ございませんでしょうか?
この番組を聴いたことがあり大変驚きました。FM局でこのような曲が流れているとは思いもよりませんでした。一体どのような年齢をターゲットにしているのか、またどのあたりの時代まで続けていくのでしょうか。先日聴いたときは昭和20年代の音楽が流れていたと思いますが。
一年を通して戦後の間もない時代までの曲をお送りするつもりでいます。年を追いかけるだけではなく、歌手一人の特集も行うつもりでいます。
ターゲットが高い年齢に絞られている番組のようですが、若い人達にも知らせているというメッセージも伝わります。
高い年齢層の青春ソングですので、そういう方が楽しめるのは勿論ですが、若い人達も改めてそのような曲に触れることができるのもよいことだと思います。
このような番組があることがうれしく思います。30分聞いて知らない曲ばかりだと残念に気持ちになりますが、有名な曲があるのでよいと思います。先日、娘と明治大学のマンドリンコンサートに伺ったのですが、非常に幅広い選曲でした。古賀メロディーなどもあり、コンサートの後、娘に感想を聞いたら「昔の曲もいい曲がある」と言っていました。30分の中で有名な曲をゆっくり放送するのもよいと思います。
30分の中で詳しく説明している曲もあります。また曲紹介までじっくり行い、少し間をあけて曲を流している。
この時代の曲ですと、音源を捜すのも難しいと思いますが。
パーソナリティの木下秀成がCDを持っているので、それを収録の時にもってきて頂いております。
土曜午後6時に放送ということですが、再放送は考えていないのでしょうか。
現在、正午から午後6時までOSCのショッピングモール内で放送をしています。
3月まで放送しておりました「青春オールディーズ名鑑」は水曜日の午後3時30分に再放送をしていました。同じ年代の曲でも、日本の昭和初期の曲をショッピングモールで流すのは違和感があると思い再放送をしないことにしました。
御意見が出揃ったので続いての議題に移りたいと思います。
(2) 5月6日に放送のJ2リーグ中継ザスパ草津戦について、局側から説明が行われ、委員に御意見を伺った。
今年もできるだけ多くベルマーレの試合を実況中継しようと思っております。普通のスポーツ中継ですと試合が行われているイメージができる放送をするのですが、ナパサの実況中継はなかなかイメージしにくく、「ラジオを持って競技場へ行こう」という宣伝文句が逃げ口上に聞こえてしまうこともあります。放送の手法や中心軸をどこに置くのか、いつも考えるところです。ナパサとして楽しくベルマーレを応援でき、またナパサが担えるスポーツ中継をしていきたいと考えています。皆さんの御意見を伺いたいと思います。
この日の放送を聞いていましたが、試合開始前の1時間前から放送していました。
たまたまその時間車の中で聞いていたので、情報が入るのはうれしかったです。先日、新聞にJリーグの中継がコミュニティの放送局で中継していることが掲載されていました。もちろんベルマーレも掲載されていました。個人的にはホームの試合は現場に行ってみることができるので、なかなか行くことができないアウェーの試合を中継していただければと思います。他の局とバーターでできないのでしょうか。
方法は考えています。ホームの試合では車一台で機材全てを運んでいるので、アウェー会場も車一台でちょっときつい日帰り旅行になりますが、自らの機材を持ち出してアウェーの試合をすることは可能です。手続きも簡単なのですが、やはりお金の問題があります。ホームの試合に比べ、旅費等を考えると、やはり制作費がかさむ計算になっていきます。
局分岐でできないのでしょうか。
そのホームの応援放送になりがちなので、受け取った側のリスナーはつまらないものになると思います。実際以前、仙台に放送を送ったことがあり、ベルマーレ側の放送だったので、仙台では不評でした。我々はサポーターをもっと増やしたり交流させるという役割を持っていると思います。例えるなら仙台はホームの試合で1万5千人入ります。アウェーの試合だとその遠征先の飛行機チケットが取りづらくなるようです。そこまでベルマーレもなるように、その力に少しでもなれるような役割があると思います。
イタリアの放送局はホームの試合はサポーターが見に行くので、アウェーの試合しか放送しないようです。ベルマーレは広報補助をしていないのですか。
育成普及コーチが解説を行っていただいています。
実況は素人アナウンサーでいいと思います。ケーブルテレビでも上手い下手は言われます。競技場で見ながら聴けばあまり気にはなりませんし、競技場で見ていない人も聴いて入れば試合展開はわかるはずです。それよりも、コストダウンしてでも実況する試合数を増やすことが重要だと思います。コンテンツとして束ねれば大きな武器になると思います。映像はスカイパーフェクトTVが3年間独占しているので、ケーブルテレビは買えないので、コミュニティFMに期待しているところはあります。
私はあまり競技場で試合を見ることがありませんが、ファンは増えて欲しいと思います。応援していても行けない人が楽しめる放送にして欲しい。
球場で野球を見ながらラジオを聴くと解説もありより楽しめると思います。ナパサでもそのようになればよいと思います。
ラジオをデポジットで貸してみてはいかがでしょうか。
それも検討課題の1つですね。
そこにアンケートを添えてみるのもよいと思います。平塚競技場にはオーロラビジョンが無いのでリプレイを見ることが出来ません。ラジオを聴くことによって、ゴールの時等の解説が聞けるとよいと思います。5月6日の放送では監督会見が生放送されていましたが、臨場感があってよかったです。
舞台裏を知ることにもなりますしね。
野球と比べて展開がサッカーの方が早いので、実況はより難しいになると思います。
かつての名選手が解説に加わると興味がそそられますね。
議論が出揃ったようです。今回の議題にあげられました2つについて、その他御意見はございませんでしょうか。
Jリーグの中継予定はあと何試合くらいですか。
3・4試合を予定しています。
平塚市内の老人ホームにラジオを聴いていただくように御願いして普及活動をしてもよいと思います。「珠玉の昭和歌謡史」などは聴いていただけると思います。
Jリーグも開幕前に年間で放送する試合を決めて、早めに番組宣伝活動を行えば効果があると思います。
ケアハウスなどですと、スピーカーの配置等の関係で、聞ける人と聞けない人が出てしまいますね。
それはそうかもしれませんね。しかし流すことによって施設の中に人がどう思うかが気になるところですね。
「珠玉の昭和歌謡史」の放送同録で毎週送り、食事時に食堂で流すなど好きなタイミングでかけられるようにしてもよいですね。
その他何かありませんか。
議題には関係が無いのですが、先日統一地方選挙があり、地域メディアとしては重要なことと思います。ただ選挙広報活動には制限があり、鍵となる部分は非常に扱い方が難しく、手を出すのが怖い部分でもあります。公示前に青年会議所主催の公開討論会が行われナパサでも放送しました。ケーブルテレビではどうでしょうか。
青年会議所としても初めての試みで、次の選挙でもやってほしいと思います。放送することにあたっては、検討に検討を重ね、また選挙管理委員会にも何度も問い合わせをしました。届出前なら大丈夫で、事前活動となるなら駄目だということになりました。討論会の翌日に午後に放送しましたが、朝に7・8件放送の問い合わせがありました。また見たといって頂いた方も何人かいました。
地域のメディアですので速報は聞きたいですね。
4年前に開票所からの情報を流していたのですが、残念ながら出口調査を行っているNHKの方が圧倒的に早く放送していた。


以上

 
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