株式会社湘南平塚コミュニティ放送(FM湘南ナパサ)番組審議会 議事録

1.日時
  平成20年1月21日(月)午後2時00分〜3時00分

2.場所
  平塚商工会議所 談話室B

3.委員の出席
  委員総数
出席委員数

11名
 4名
  出席委員 矢野嘉哉・藤平ひろみ・こゆるぎ次郎・新谷雅之
  欠席委員 楢山槇也・久保田寛・柏手茂・長島敏江・
武井良子・磯崎卓・大澤正寛
  放送事業者側
出席者名
代表取締役社長 水嶋一耀
取締役副社長 中尾幸夫
取締役制作部長 安藤哲史
制作担当 松下雄太郎

4.議題
  ○年末年始特別番組について
○4月期クール編成について

5.議事の概要
   議事に先立ち、中尾幸夫副社長より挨拶が述べられた。次に水嶋一耀社長よる挨拶が述べられた。次に今回の議題でクリスマス・年末年始特別番組について説明が行なわれ、委員に御意見を伺った。続いて4月期クールの編成ついて局側から説明が行なわれ、委員に御意見を伺った。最後に局側から次回の開催日程が報告され閉会となった。

6.審議内容
(1) クリスマス特別番組と年末年始特別番組について局側から報告があり、委員に御意見を伺った。
前回の番組審議会でもご紹介させて頂きましたが、昨年12月22日(土)に「クリスマス特別番組」を、そして12月31日(月)から1月1日(火)にかけて「カウントダウン特別番組」を放送致しました。「クリスマス特別番組」はお聴きのリスナーの方から応募を募り、10組にプレゼントをお届けするという番組でした。地元の企業など31社からプレゼントを協賛して頂きプレゼントの総額は60万円になりました。ケーキやホテルの宿泊券、玩具等をナパサのサンタが福袋のように1つの袋につめて、当選された方のお宅に直接お届けに上がりました。応募総数ですが、昨年が163件だったので今年は200件を目標にし、葉書・FAX・そしてOSC湘南シティにあるスタジオ前にあるリクエストBOXでも応募を募った結果、応募総数231件となり、目標を達成することができました。プレゼントが当たった全てのお宅で、当日ナパサを聴いて頂いたということもあり、この特別番組に対する理解や認識が段々上がってきたと実感しました。「カウントダウン特別番組」ですが、前回の番組審議会で神社をスポンサーにしたらどうだというご意見があり、進めようとしましたが残念ながら「クリスマス特別番組」が前の週にあったことなど、困難を極め、断念する結果になりました。しかしながら相模国六所神社にお話を伺いに行ったこともあり、きっかけを作ることができました。番組の内容ですが、直接、六所の神社に伺い様子を伝えることは勿論のこと、神社の習わしやご利益等、事前に取材した6分から7分程のレポートを織り交ぜながら放送しました。12時近くになると電話がパンクする等のトラブルが予想されたので、放送の5分前から電話を繋ぎ、待って貰う等の対応をしました。今回神社に取材することにより、お賽銭は音を立てて入れた方がよいことや、色々な神社のお守りを持ってよいなど、新たな発見を放送で伝えることができました。以上がクリスマスと年末年始の特別番組についての説明となりますが、委員の方のご意見を伺いたいと思います。
神社だけではなく除夜の鐘のあるお寺にはお話を伺ったのですか。仏壇のある場所に、神社のものである絵馬を一緒においてよいのかなど気になりますね。
お寺には伺っていませんね。お札は家族が活動する場所に置くとよいそうです。また低い所より、高い所に置く方がよいそうです。
プレゼントの個数は何個集まったのですか。また何故10組に限定して抽選したのですか。
1つだけ頂ける企業もあれば10個頂ける企業もありました。総数は数えておりませんが、一つの袋に10個から15個のプレゼントを入れることができました。単純計算になりますが、5万から6万円のプレゼント袋を作ることができました。10組に限定したのは、午後5時から12時までの7時間の放送なので、すべてのお宅に訪問し中継を繋げるとなると、10組が限界と判断しております。今年は偶然にも平塚と茅ヶ崎のお宅に当選し、またお子さんのいるご家庭が当選されたので、お父さんにはお酒、家族全員にはケーキが、お子さんには玩具等、ご家族全員喜んで頂ける結果になりました。
番組のPRはどのようにしたのですか。
番組の宣伝にお店やプレゼントの紹介した2分間のコメントを加えてPRしました。お店の店長さんのコメントやインタビューしたコメントは、局が設定しました、協賛物品の定価6割分の回数を放送しました。
今回、年末年始に神社を回ったとのことですが、それ以外にも大磯の左義長や茅ヶ崎の浜降り祭など素晴らしいイベントがあるのでそのようなイベントも放送で伝えるといいですね。
大磯の左義長は伺いました。大磯駅近くで販売されていたお団子も購入し参加いたしました。
浜降り祭は早朝に行なわれるイベントで生中継することは難しいと思いますが、レポーターの方が担ぎ手になって頂きレポートすると面白いと思いますが。
ポイントを絞ってレポートすれば面白いものができるかもしれませんね。
(2) 4月期クールの編成について局側から説明が行われ、委員に御意見を伺った。
4月からの番組編成について検討しておりますが、基本的には現行通りで進めていきたいと考えております。パーソナリティやレポーターの承諾を得ておりませんので、若干曜日等の変更などはあるかもしれませんが、このままでいくと思います。勿論、更なる進歩をしなくてはいけなく、その方法を考えております。ここ最近新たな人材を確保しておらず、人材不足が否めなくなってきております。開局当初からナパサのパーソナリティを勤めて頂いてる方は、その頃から約15年経っております。体調を崩された方もおりますし、ご家族のケアをしなくてはいけなく方もおり、少しお休みを頂いているパーソナリティもおります。新しく人材を確保しなくてはいけないと思っておりますし、その方法も考えております。勿論、新たに人が確保されたからといって現在お休みされている方の復帰は無いことということではありません。気持ちでやっていただいている部分もありますので、やって頂けるようであれば、お願いしたいと思っております。ワイド番組においてレポーターが外に出て情報を伝えることを約2年行なってきましたが、若干マンネリ化した感じもしております。街のイベントや広報誌からの情報を頼りにレポートに出ており情報発信が受け身になっており、街の情報を放送する「ナパサタイムス」という番組も、そういう情報に基づいてレポートを録ってきて放送するだけになっております。当初「ナパサニュース」のような形でこちらから情報を発信できればと考えておりましたので、さらに一歩踏み出して情報を発信できればと思っております。また、来クールからはタイムテーブルが一新されます。
パーソナリティはどのようにして集まったのですか。
最初は募集をしておりました。この5年ぐらいは「DJコンテスト」を行いその後パーソナリティやレポーターとして活躍して頂いております。「DJコンテスト」を1年に1回位のペースで行なっていたのですが、経験のある方の申し込みが少なく、経験の無い若い学生が多く参加することもありその後、パーソナリティとして活躍できるまで時間がかかります。今後、年6回ほど非公開のオーディションを行い、少しずつ経験をつんだ段階で、年1回お披露目の「DJコンテスト」を行なおうかなと検討しております。経験がある子育てがある程度終わった30代の方などが参加していただくのが理想ですが。
パーソナリティの方はボランティアなのでしょうか。
交通費程度しか出ておりません。
ナパサでパーソナリティやレポートをすることが登竜門的要素もありますか。
そのような方が多くなってきております。特に大学1年生からナパサに携わっていると約4年間経験を積むことができます。その後、その経験を生かし地方のラジオ局やタレント事務所に所属し活躍している方もおります。
逆に経験されてからナパサに携わっている方はいないのですか。
月曜日の朝ワイドを担当している山田美智子パーソナリティは静岡の放送局で、水曜日の太田圀之パーソナリティは札幌の放送局で活躍されておりました。
「DJコンテスト」からナパサに携わる方はどれ位で一人前になりますか。
早くて半年はかかります。その間、辛いということで辞めるケースや、自分の思っていたものと違ったというギャップが生じて辞めていく方もいます。我々としてはナパサを踏み台にして活躍して貰いたいという気持ちが強いです。間口を広げてパーソナリティを募る方法もありますが、コミュニティ放送という性質上、ハートがいいということが一番の条件になります。コミュ二ケーションがちゃんととれ、ボランティアスピリッツがないといけないと思います。放送がただ上手いというだけでは長続きはしないと思います。他のコミュニティ放送局ではプロやタレントをパートで採用するケースもあるようですが、コスト面で問題が生じております。またボランティアを多く採用している局もあるようですが、失敗するケースが多いようです。経験者・経験を積んでいる若い人、ナパサクラブというボランティアで番組を制作しているという点ではナパサは上手く機能しているといってよいと思います。
レポートは若い人が行なっているようですが、経験のある方レポーターでもよいと思います。
年齢制限はあるのですか。
ありません。ただどうしてもレポーターよりスタジオで放送している方が格が上であるというイメージがあるようです。またそれほど広い範囲でレポートしている訳でないので、現場までの移動手段が歩くというケースが殆どです。一日歩いてレポートするとなると、体力面も必要となります。またレポーターの方が拘束時間も長く、金銭も見合わないというのが現状ですので、ギャラ意識が生じてしますときつい面もあります。
毎日違う人が放送する必要はあるのですか。
1つの番組を同じ人が行なうのはよいと思いますが、なるべく多くの人を参加させるというのもコミュニティ放送の理念だと思います。また、毎日聴かなくてもこの人が出るこの曜日は聴こうという方が生まれてくれればと思います。
レポーターの行き先はどのように決めているのですか。
街の広報などを参考にしております。また番組改変時にはタイムテーブルを配りに公民館を回ったり、直接人に渡したりしています。
「DJコンテスト」を行なう以上、選ばなくてはいけないというジレンマはあると思います。もちろんテクニック的に上手い人が集まるという保障はありませんし。青年会議所の中で部門を作ってもらって集めるというのもよいのではないでしょうか。街の活性化に力を入れている方の集まりですし。上手く一緒にやれば結果が出ると思います。
青年会議所の部門は1年単位ですので短年では難しいと思います。負担も生まれるでしょうし。
ライオンズやロータリーはどうでしょう。
やはり負担があると思います。毎週30分の放送でも、優先順位が高くなると思います。放送があるから長い旅行にはいけないなど考えてしまうと思います。
ライオンズやロータリーに携わる方は、会社の重要なポジションにいることが多いのでナパサに深く関わるのは難しいでしょうね。「カレッジDJネットワーク」は東海大学生が関わっているので、文教大学にも声をかけてみるのもよいと思います。
高校生はいないのですか。
現在、二宮高校の1年生の女の子が水曜日と金曜日の「ナパサタイムス」に参加しており、現在パーソナリティで活躍している関谷ルミも高校生の時から携わっています。
高校の放送部の方が携わるのはどうでしょう。
授業やテストなどがあるので大変だと思います。
我々としては計算できないですね。見学をしたいということをきっかけに、徐々にやりたいことができて、その意欲があればその目標が達成できるようにしてあげたいと思っております。
経験のあるパーソナリティの平塚にお住まいの友達からというのはどうでしょうか。アナウンス学校などの同級生などいるのではないでしょうか。パーソナリティ同士のミーティングを企画してアイデアを出して貰うのもよいのではないでしょうか。
ナパサのパーソナリティはボランティアだけどプロ意識が無いといけませんし、ただやりたいというだけでは長くは続かないと思います。ある程度ナパサを理解していないといけないと思いますし、事情を知らないと難しいでしょう。やはり先程のように、パーソナリティ間でアイデアを出すのはよいでしょう。
まとまらなくてもアイデアは生まれるでしょうね。
養成中の若いタレントを使ってみるのも方法だと考えています。地元の人で補うのも一つだと思いますが、遠方から通う人も湘南の勉強をすれば問題ないと思います。市民参画とは相反するかもしれませんが。
もう少し入りやすい環境にすればよいと思いますが。
ナパサに参加する時に一般的な放送局とは違うので、ナパサを理解して貰うことが大事だと思います。そのことを真面目に聞いていれば必ず目が出てくると思います。
家事の合間にするナパサに携わっていただくのが一番よいでしょうね。そうなるとやはり主婦の人や学生の方がいいですね。
貴重なご意見ありがとうございました。参考にさせていただき、進めていきたいと思います。

7.その他               
  第6回番組審議会は平成20年3月4日(月)に開催されることが、局側から発表された。

以上

 
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