株式会社湘南平塚コミュニティ放送(FM湘南ナパサ)番組審議会 議事録

1.日時
  平成23年10月24日(月)午後2時00分〜3時00分

2.場所
  平塚商工会議所 第1会議室A

3.委員の出席
  委員総数
出席委員数

10名
 6名
  出席委員 前田孝平・平野貴裕・矢野知史
石井孝・漆谷雄介・飯田博之
  欠席委員 目黒明・森田敏幾・原田篤志・馬場一夫
  放送事業者側
出席者名
取締役 安藤哲史
制作担当 向井貴彦

4.議題
9月21日(台風15号直撃時)のナパサの対応について
大磯町におけるナパサ可聴エリアについて

5.議事の概要
  議事に先立ち、安藤哲史取締役より挨拶が述べられた。続いて9月21日のナパサの対応について局側から説明があり、委員にご意見を伺った。続いて大磯町におけるナパサ可聴エリアについて局側から説明が行われ、その後委員にご意見を伺った。

6.審議内容
(1) 9月21日のナパサの対応について
台風15号が直撃しました、9月21日は通常の番組を変更し、台風情報・停電情報に切り替えました。また台風が好き去った後の午後9時15分過ぎに、平塚市と茅ヶ崎市に相模川が危険水域になったため一部地域に避難勧告が発令されました。その情報を入手後、番組の曲の間、地域情報の生放送への切り替えし、また勧告が解除されるまで随時避難勧告の情報をお伝えしました。また「停電の原因を教えてほしい」「いつ停電が復旧するか教えてほしい」などお問い合わせがありましたので、東京電力に連絡を取り、停電の原因や注意事項を伝えてよいことを確認し、その情報もお伝えしました。このような情報は、避難勧告が解除された午前1時過ぎまで行いました。局としては停電がありましたが、無停電装置への切り替え、その後発電機に切り替えたので、放送がストップすることをありませんでした。
停電は不安になります。特にテレビやインターネットの情報は遮断され、ラジオでしか電池式のラジオでしか情報を得ることができません。東京電力とのホットラインがあれば、素早く情報を得ることができるのでしょうが難しいでしょう。
今回の台風に対する平塚市への苦情の大半は、停電がいつ復旧するか、停電の原因は何かということでした。市としても連絡が取りにくく、東京電力のホームページを頼りにしていました。発電機に切り替えるなど放送をストップさせなかったことは評価できるのではないでしょうか。また録音放送から生放送に切り替え、情報を届けていただくという対応は、ありがたいと思いました。道路が通行止めになったという情報は伝えたのでしょうか、その場合どのような方法で情報を入手したのでしょうか。
NHKのニュースやインターネットでのニュース情報や交通情報などを駆使し、情報を入手し放送しました。
平塚市の小中学生の下校の情報も教育委員会を通じて入手し、放送したようですが、茅ヶ崎市はその日は朝から学校は休校としました、平塚市はいつに判断となったのでしょうか。またナパサとしてはこのような災害が発生した時、どのような情報が欲しいのでしょうか。
平塚市では給食を早くし、その後下校なりました。
“原因”とその状況の“回復”の二点がまず入手したい情報です。この台風で、停電が起き、主要道路も橋でトラックの横転で車両通行止めになりました。また電車もストップとなりました。普通で考えればその状況よりも、“なぜ”そのような情報が起こったのか、では“いつ回復するのか”が聞いている人は欲しいと思います。状況は入手しやすいのですが、この二点を送っていただくと非常にありがたいです。
どの媒体もそうですが、リアルタイムの情報が重要になります。ラジオ・インターネット・テレビ・新聞の順番に、情報の発信速度は遅くなると思います。そのような点でナパサは送った情報を早く伝えて頂きありがたいと思いました。
停電に対しては災害が起きれば、起きることが想定されます。予め停電が起きたらどのようなことを伝え、対応をするのかをマニュアル化してみてはいかがでしょうか。
私は東京から大磯に来ているのですが、その日は東京に帰ることができませんでした。早めに帰らせていただいたのですが、電車が動かないのでネットカフェにいました。インターネットを見ながら、電車が回復しない状況を確認していたので、本当に心が折れました。何もない無風景なインターネットの情報より、音楽も入るラジオの情報がこのような場合精神的にもいいのでしょう。また車に乗っていても、木が倒れたりして驚くことばかりでした。「上から物が降ってくるかもしれない」「倒木に気を付けてください」等と言ったら原始的な説明も、このような状況では必要かもしれません。
災害時は情報収集の対応や、市や警察とのネットワークが重要だと改めて皆さんの話を聞いて感じました。平塚市にも多くある、防災対策の各種ボランティア団体との連携で情報を入手することも一つの手かもしれませんね。
(2) 大磯町におけるナパサ可聴エリアについて
以前の番組審議会でご紹介させていただきましたが、7月より新しいスタジオ、新しい送信機に変わりました。その結果皆様にナパサが聞こえる範囲が広がるとお伝えしました。前回の番組審議会では大山エリアを主とした伊勢原しにおけるナパサ可聴エリアについてお話いたしましたが、今回は大磯町についてご説明させていただきます。大磯町でも可聴範囲は広がり、カーラジオで全く聞くことができないという地域はなくなりました。ポケットラジオでは大磯町に入ると聞けなくなる為、大磯駅周辺までクリアに聞こえることが分かりました。これからも別の地域でも同じような調査を行い、調査終了し次第皆様にお伝えしたいと思っております。
平塚市の調査は行っていますか。
まだ行っていません。カーラジオであればどの地域でも聞こえるようになりました。 
石井委員−リスナーさんの反応も良くなると思いますね。
以前商工会ではある場所では聞くことができたのですが、事務所を含むほとんどの場所で聞くことはできませんでした。ふと送信機が変わったことを思い出し、事務所でナパサをつけたところ、クリアに聞こえたので驚きました。
可聴範囲を明確にし、タウン誌など他の媒体で「ナパサはここの範囲でこれだけ聞くことができます。」ということをアピールできれば、聞く方も増えると思いますね。
まだまだリスナー開拓の余地はありそうですね。

以上

 
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