株式会社湘南平塚コミュニティ放送(FM湘南ナパサ)番組審議会 議事録

1.日時
  平成24年1月26日(木)午後2時00分〜3時00分

2.場所
  平塚商工会議所 第1会議室A

3.委員の出席
  委員総数
出席委員数

10名
 7名
  出席委員 目黒明・森田敏幾・原田篤志・平野貴裕
矢野知史・石井孝・漆谷雄介
  欠席委員 馬場一夫・前田孝平・飯田博之
  放送事業者側
出席者名
取締役局長 鈴木弘之
取締役 安藤哲史
制作部長 松下雄太郎
制作担当 向井貴彦

4.議題
ナパサ番組について(市や町の情報の取り扱いについて・ナパサ可聴エリアなのに何故別の局を選択するのか)
平塚市におけるナパサ可聴エリアについて

5.議事の概要
  議事に先立ち、鈴木弘之局長より挨拶が述べられた。続いてナパサ番組について局側から説明があり、委員にご意見を伺った。続いて平塚市におけるナパサ可聴エリアについて局側から説明が行われ、その後委員にご意見を伺った。

6.審議内容
(1) ナパサ番組について
ナパサは地域に根付いたラジオ局ですので、市や町の情報を積極的にお知らせしています。しかしながら頂いたオフィシャル情報をただ読むだけではどれだけ伝わっているのか、多少やり方やバリエーションを増やすやり方はないのか、今後に向けて参考にしたいと思っておりますので、ご意見をお願いいたします。またナパサ可聴エリアでも、取材などで訪問すると、別のラジオ局にチャンネルが合わせているケースがあります。では何故ナパサではなく、別の局を選択するのかお答えにくい点もあるかと思いますが、ご意見を伺えればと思います。ではまず地域情報の取り扱いについてご意見を頂ければと思います。
ナパサの印象を他の職員に聞いたところ、「真面目という印象」「堅苦しい」という意見がでました。行政情報というものは聞いていて「つまらない」情報だと思います。この情報にパーソナリティ独自のコメントや一般の方からのコメントなどがあれば、印象も変わるのではないでしょうか。また情報はやまり鮮度が大事です。他のメディア媒体よりも早くナパサを聞けば情報が得られるという印象付けできれば、特徴になるのと思います。
現場になるべく来るということが大事ではないでしょうか。昨年末より記者クラブ主催の定例会見に足を運んでいただいていますが、その情報は紙媒体だと翌日以降に流れることになります。その日のうちに情報を流すことがナパサにはできますので、積極的に現場に足を運んでいただき、情報を早く流すことが重要だと思います。また公民館や自治体と連携して細かな情報を流すのもナパサの特徴になるのではないでしょうか。そのような連携を取っていれば、災害時にも細かな情報が入ってきやすくなるのではないでしょうか。
ナパサの印象を他の職員に聞きました。やはり「堅い」という印象が多くまた「若い人向けというイメージがない」という意見も聞かれました。大磯町の情報を広報誌などで発表していますが、やはり広報部門に関しては課題が多いです。ナパサと連携し担当の方に積極的に出演して頂き、情報を流すことで、ナパサには詳しい情報が町としてはより知って頂くという、相互でいい関係ができると思っています。
地域情報をそのまま流すというのは回覧板と同じようになってしまいます。それでは意味がないと思いますので、いかに関わっている人を巻き込むかだと思います。宿場まつりに昨年中継をしていただきましたが、やはり参加した方からの評判は良かったです。
他の職員にナパサの印象を聞いてみたのですが、電波が入らないという印象が強いです。送信機も新しくなりナパサを聞けるということも、少しずつ浸透してきていることも事実です。まずはナパサのことを知って頂くことからスタートです。
行政情報はどのように伝えても真面目に聞こえてしまいます。イベント情報は楽しく放送すればバリエーションもできるでしょうし、メリハリもつくのではないでしょうか。
イベントの延期情報等、リアルタイムで一日通して流すというのも良いと思います。
できるだけ遠慮せずに市や町に情報を求めて欲しいですね。それでコアな情報を引き出して欲しいです。電話取材などの遠慮はいらないですよ。
続いてナパサ可聴エリアで別の局を選択するのかについてご意見を頂きたいです。
よく聞こえる、音質がいい、コーナーが次々変わるなどテンポがいい、選曲のいい、旬の話題をチョイスしているなどの意見がありました。
遠くに行く車や営業車だと、範囲が広いラジオ局を選択しています。話題の豊富さなどをアピールし、ナパサを一回聞かせるようにしてみる必要性はありますね。
ラジオを聞く機会が減少しているという印象があります。また聞いている人は、何かをしながらラジオを聞くということが多いので、音楽の豊富さや受信状況の良いものを選択するでしょう。ナパサ=コアな情報という位置付けを印象付け、「ここのスポットが今は見頃」など細かな情報を出していけば、ナパサ独自の色が生まれるのではないでしょうか。
大磯町においてはようやく聞こえる範囲が広がりで、まだスタートラインに立ったばかりです。新規開拓する為には無難なことをするだけでなく、みんなが知らない情報や多少無難さを外れたことを実験してみてはいかがでしょうか。
伊勢原市もまだまだナパサの知名度は低いです。ナパサがどんな情報を出しているのかの認知度を上げていく必要はあると思います。
ラジオは車で聞くことが多いですが、一度ある局をセットすると、頻繁に変えることはありません。スポンサー会社の営業車のラジオをナパサにセティングしてもらう等、まず「なんとなく聞いてもらう」ということも必要ではないのでしょうか。
ナパサは地域放送局ですので「大衆よりコアな情報」ということを他のメディアも含めPRしていく必要があると思います。よっぽどつまらない限り聞いて頂けると思います。
箱根駅伝は難しいでしょうが、市内一周駅伝の中継や七夕祭りのパレードなどピンポイントで聞ける情報を放送すれば、その場にいる人は必ずチャンネルを合わせます。それだけでも100人以上に認知ができるのではないでしょうか。
(2) 平塚市におけるナパサ可聴エリアについて 
以前の番組審議会でご紹介させていただきましたが、7月より新しいスタジオ、送信機に変わりました。その結果、ナパサが聞こえる範囲が広がるとお伝えしました。今回は平塚市における調査を紹介いたします。平塚市ではカーラジオは一部地域を除いてクリアに聞こえます。またポケットラジオでの可聴エリアも広がったことが調査で分かりました。
5年後10年後の調査は行う予定ですか。
予定はありません。送信機も劣化していきますので調査の必要はあるかもしれません。
緊急時に出力を上げるということはあるのでしょうか。
その予定はありません。
実際に聞いてみようと思う時は災害対策の情報です。ラジオだけではなく、市の広報やタウン誌などを利用してナパサを周知してみる必要はありそうですね。

以上

 
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