株式会社湘南平塚コミュニティ放送(FM湘南ナパサ)番組審議会 議事録

1.日時
  平成28年11月1日(火)午後2時00分〜3時00分

2.場所
  平塚法人会館 会議室

3.委員の出席
  委員総数
出席委員数

9名
8名
  出席委員 飯田田健一・坂田哲・田中弘文・
藤本道成・縄嶋智徳・伏黒哲司・中村幸子
  欠席委員 坂間瑞恵
  放送事業者側
出席者名
取締役局長 鈴木弘之
取締役営業本部長 松下雄太郎
営業 向井貴彦
プロデューサー 塩田知子

4.議題
(1) FM湘南ナパサの取り組みについて

5.議事の概要
  今井裕久進行の下、審議会を行った。

6.審議内容
(1) FM湘南ナパサの取り組みについて
前回の議題の中で、ナパサの特別番組についてご紹介して、またその後、お聞き頂いて、また後程松下から聞いてどうでした、みたいな話も聞かれたりすると思いますので、その際は素直にお答え頂ければと思います。本日の番組審議会は、いつも口頭でご紹介しているナパサの色々な活動などを実は先日行われましたテクノフェアの会場で参加者の皆様にご紹介したナパサについてのご紹介を今日は皆様にもお見せして、その感想なども伺えたらと思っております。
FM湘南ナパサの取り組みについてということで、向井さん宜しくお願い致します。
FM湘南ナパサで現在営業を担当している向井です。入社して10年ほど経ちまして、5年ほど制作、5年ほど現在営業を担当しております。改めて皆様にFM湘南ナパサの事をご紹介させて頂きます。開局は1994年7月1日ですので、22年を迎えたところです。エリアとしては、平塚市、茅ヶ崎市、伊勢原市、大磯町、寒川町、秦野市、厚木、藤沢の一部です。エリア人口は、37万世帯約94万人の方をエリア人口とさせて頂いております。FM湘南ナパサはコミュニティ放送と言われております。このコミュニティ放送と県域放送の違いは、県域放送は都道府県の各区域における需要に応える放送、FM横浜やテレビ神奈川など県一つを賄う放送と、それに対してコミュニティ放送とは1つの市区町村における需要に応える放送局県を賄うのか1つの地区町村を賄うのかという差があるということを覚えて頂きたいと思います。コミュニティの数9月時点で現在303局あります。放送の特色としては、県域放送では取り上げないようなより細かな地域の情報とか地域のボランティアスタッフを活用するというところ、そして災害情報の詳細化などが放送内容として取り上げられます。ちなみにFM湘南ナパサ以外のコミュニティ放送局としては、神奈川県内に19の放送局がありまして、全国の中でも数が多いのが神奈川県のコミュニティ放送局となっています。これだけ密集していて、20W以上出すと、どうしても混線してしまうことがありますので、制限として現在20Wとなっております。そしてFM湘南ナパサの設立の意味というのは、災害時に地域の細かい状況を伝えるというのが1つあります。ちょうど1994年といいますと1月に阪神淡路大震災が発災いたしました。この時、災害時にはより細かな地域の情報が必要だと言われました。県域放送では、細かい情報がなかなか取り上げることができなかったというのがあり、1994年以降コミュニティ放送局とういうのがピックアップされ、開局していったという実情があります。そしてもう一つの意味としては、多くの市民の方々に参加して頂いて町作りをしていくという事があげられています。先程も申し上げた通り、市民のボランティアスタッフの方に参画して頂くということがあります。地域の方々に参画して頂くことによって、町作りをして頂くことにより、平塚市・茅ヶ崎市などのナパサが担当するエリアの町作りというものを目指すということも設立の意味にはあります。では続いてナパサの災害時の取り組みについてご紹介したいと思います。FM湘南ナパサとしては、震度5以上の地震が起きた場合、または台風などで災害対策本部が設置された場合、通常放送から災害特別番組に切り替えます。この際は、通常の番組を一切休みにしまして災害の情報を流すといった取り組みを行っております。また平塚市、茅ヶ崎市、伊勢原市、大磯町、寒川町とは防災協定を結んでおりまして、災害情報をいち早くお伝えするというのが、ナパサの災害放送の特徴となっております。また平塚市内にお住いの外国籍の方とも連携をしております。タイムテーブルにも防災多言語放送とういうのがあると思うのですが、平塚市内にお住いの外国人籍の方とも連携させて頂き、災害が起きた場合でも身の安全を確保して頂いたあと、ナパサに来て母国語で災害情報を伝えて頂くという取り組みも行っております。また「防災インフォメーション」「防災一口メモ」「ナパサで防災」といった番組・コーナーで通常から防災の啓蒙活動も行っております。2つ目の地域ボランティアスタッフの活用としては、地元もミュージシャンや市内で行っている読み聞かせや昔話など地域で活動なさっているボランティアスタッフの方100名の方を現在登録させて頂いており、それぞれ得意分野などを生かして番組を作って頂いたりしております。例えば、毎週金曜日の「グルメ・グルメ・グルメ」というのは市内の飲食店の経営者の皆さんが地元の食について放送するという番組になっております。また毎週月曜日に行っているのが「ベルマーレビックウェーブ」という番組は、ベルマーレのサポーターの皆さんが独自に取材したものを放送する。こういったものが、ボランティアスタッフの皆さんの放送の一部であります。地域のボランティアスタッフ以外にもFM湘南ナパサのパーソナリティ・スタッフも動いておりして、こういうジャンパーを着て店に取材とかも行かせて頂いております。そして、ナパサの番組の特徴としては、湘南エリアのニュースを細かくお伝えするというのが特徴となっております。またレポーターが街に出て新しい情報を収集します。そして、湘南ベルマーレのホームゲームは全試合、今年の夏も放送させて頂きました。また平塚市・茅ヶ崎市・伊勢原市のお祭りでは中継ブースを設けさせて頂いて生放送も致しました。七夕まつり・湘南祭・道灌祭りで、コミュニティラジオ局というのは、地域の情報を細かく放送すること、地域の方と多く触れ合い、身近な情報をお伝えする事災害時には地域の情報を細かくお伝えするということ、これらが特徴となっております。こうして地域と密接に関わることにより、地域に貢献していく会社ですので、こういう趣旨に賛同して頂くことによって会社を運営していくというのがFM湘南ナパサの会社としての組織となっております。そんなFM湘南ナパサも順調にばかりいっていた訳ではありません。ラジオ離れという風潮もあります。お付き合いとしての営業活動においての難しさといったところも経験して参りました。そこで新たな考え方も取り入れて、いいと思う事にはどんどんチャレンジしようといった動きもしております。ここで私がチャレンジした一部をご紹介したいと思います。今年で東日本大震災から5年がたった石巻市の写真です。5年がたった今、情報が少なくなった中で、実際はどうなっているのか、この趣旨に賛同して頂ける方にスポンサーを募り、自分の車で取材に行って参りました。
(以下、写真を基に取材の報告)
新たな取り組みとして、企画力でニーズに合った提案ができるといいなとも思っております。具体的には街に参画したいという企業のお手伝いができたら、そして2つ目に商品をより効果的に紹介するお手伝いができたら、3つ目は街の人たちと共に作りあげていくということもできたらと、4つ目としては、ラジオを通じて企業の思いを伝えるお手伝いをできたらと。今後4つの提案をできたらと考えています。
(以下スライドで写真を投影しながら、実例報告)
最後にFM湘南ナパサとは、地域の情報をより細かく伝える放送局であり、また地域の方々とより多く触れ合い身近な情報を伝える放送局であります。また災害時には地域の情報を細かく早く伝える放送局であります。それに加えて、様々な楽しいことにチャレンジする企業であり、全ての企業、お客様同士を繋げるといったことも我々の役目になっていくのではないかと思っております。このようなことで地域と密接に関わって地域に貢献するといったことが役割になっていくのではないのかとっております。FM湘南ナパサは様々な可能性を秘めた企業なのではないかなと思っております。FM湘南ナパサの取り組みということでご紹介させて頂きました。
FM湘南ナパサの取り組みをご紹介頂きましたが、七夕まつりは、実行委員会とやっているのですか?それとも独自で?
MNプラザのステージ等はナパサが独自にやっております。見附台のステージは、実行委員会とご相談の上やらせて頂いております。
七夕まつりのように、行政と取り組んでいるものもありますか?
例えば、緑化まつりとかもあります。
ラジオ離れという話がありましたが、逆に新しいラジオの聞き方が変わったり、インターネット放送とかそういったものもナパサも手掛けているようですが、新しい可能性とかそのあたり教えて頂けますか?
インターネット放送も現在行っております。先程向井からも話がありましたが、実際コミュニティ放送局として言うのであれば、基本は災害時役に立つという事をメインにやっております。通常時の受け手側の視聴方法によって言っても、結局一番災害時に情報を伝えやすいのが、まだ電波だということに変わりはありませんで、その中で小さいながらやっていく中で、もちろんインターネットでも放送はやっておりますが、やはり電波を大事にといった形になっている現状ではあります。
インターネットを使うようになって、他の地域の方からも反応がありますか?
インターネットでナパサの番組が聞けるという事で、ナパサエリア外の方から、お声を頂くということはあると思います。
ベルマーレの試合とかも聞かれますよね。
私が競技場でデポジットラジオの貸し出しなどを行っている感じで言うならば、試合中継は、競技場で聞いている方も多い。ベルマーレの試合はタクシーの運転手の方が聞いていてくださるようなので。ただベルマーレの試合が気になっている方がサイマルで聞くというのはもちろんあると思います。
他質問がなければ、時間になりましたので第3回番組審議会を終了いたします。

以上

 
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