株式会社湘南平塚コミュニティ放送(FM湘南ナパサ)番組審議会 議事録

1.日時
  令和2年1月28日(火)午後2時00分〜3時00分

2.場所
  平塚法人会館 2F会議室

3.委員の出席
  委員総数
出席委員数

12名
4名
  出席委員 五十嵐優子・板垣達也・今井裕久・渡辺武
  欠席委員 数田俊樹・石井基貴・中村幸子・常盤健嗣・
徳江貞昭・越水崇史・横尾昭・伏黒哲司
  放送事業者側
出席者名
取締役専務 鈴木弘之
営業担当長 中野浩太
スタッフ 石川恵美

4.議題
(1) 災害時のラジオ放送について

5.議事の概要
  災害時、FM湘南ナパサがどんな放送をしているのかの報告に加え、街の方がどんな情報を必要としているのかという情報収集を行いました。

6.審議内容
FM湘南ナパサ第4回番組審議会を始めていきたいと思います。本日はお忙しい中お集まり頂きありがとうございます。ここで本日ご出席の審議委員の皆様をご紹介します。(石川より紹介)続きまして専務取締役鈴木からご挨拶させて頂きます。
審議会開始前に本日ご出席の審議委員の皆様にアンケートを取らせて頂きました。こちらは今年度より推進しています「クールチョイス」という事業のアンケートになります。ナパサも地球環境を考えていこうということで、来年度もこの事業を推進していく考えです。宜しくお願いします。また、この番組審議会は、1クールが3月までとなります。今年はFM放送として重要な防災という切り口で主にお話を進めて参りました。3月まで残り少ない期間ですが皆様どうぞ宜しくお願い致します。
それでは次に報告事項、前回の振り返りの項目に進みます。前回、第3回番組審議会の中では「災害発生時の対応について」というテーマでお話をしました。台風19号が来た直後だったという事で、台風が起きた後、実際に放送局ではどのような放送をしていたのかという事や災害発生時のFM湘南ナパサの放送体制、手順などをご説明させて頂きました。その後、「災害時にラジオが必要な状況を今一度考えてみる」という事で必要になるのは停電時ではないかと少し状況を限定してお話しました。そこで皆様からご意見を頂き、また違う角度から考え、問題を見つめるという事が重要なのではないかと考えました。今回はもう少し起こり易い、起こり得る状況を考えていきたいと思います。それでは今回の議題ですが、災害時に皆様がお仕事をされる上で、生活をしている上で少し困ったなという点をお聞きしていきたいと思います。放送内容だけではなくそういった面でもFM放送局として市民の皆様のサポートが出来ればと考えています。ご意見をお願い致します。
平時から災害時に必要な状況が分かるようにしておけば良いと思います。ここから情報が得られる、というものを示しておくという事です。例えば、台風19号の時は市のホームページにアクセスが集中しましたが、ツイッターだとやはり情報の信用度が低くなりますので、そこでラジオ、防災ラジオへと日頃から結びつくようにインフォメーションしていくことが重要だと感じました。災害が起きたり台風が来たりした際に真っ先にラジオを付ける方もいらっしゃいますが、例えば広報誌に折り込んだりここでラジオを聞くことが出来るという事を示していく工夫が必要だと思います。
まずはラジオを付けて貰うという感覚ではなくナパサは防災ラジオとして半強制的に放送を流せるという点がありますよね。災害時には、平時にそれなりのネットワークを組んでおくことが必要ですが、各避難所の連絡や連絡網をどうするのかを確立しておき、いざという時に使えるという事が重要だと思います。市や放送局以外にもこの地区の避難所はどこですか?とか、この地区の避難所は空いていますか?という質問が来たりすることもあります。まずは防災ラジオで流せるという点もありますし、コミュニティ放送ですので、そういった地域の細かな中継放送を入れていくことが大事なのではないでしょうか。ラジオを付けていない人もそれが流れていれば強制的に聞くことになりますし、平時に密接なコミュニケーションを地域と取り、それを災害時に出していく事に集中していく事が良いのではないでしょうか。
市町村から来ている公式情報であれば安心出来ますし、タイムラグも殆どないようでしたら、そういった情報を都度発信していくという事も大切だと思います。他に例えば迷子とか、家族が別れてしまったという事をラジオで通して伝える事が出来るのもコミュニティ放送ならでは、FM湘南ナパサでしか出来ない事だと思います。一方で、そういった情報だけではなく、たまには安心出来る音楽を聴く事だったり、いつもしている放送が大事だったりもするのではないでしょうか。災害の規模によっても変わるとは思いますが、どのような放送であれ今は災害=ナパサを聞くというベクトルを作る事が最も必要かと思います。テレビはやはりカバーする範囲が広いので、どうしても地域の細かい情報が拾えなくなる時があります。街の情報をリアルタイムで伝えられる事がコミュニティ放送ならではの強みではないでしょうか。
災害発生時に何が出来るかというよりも普段ナパサが提供出来るものを示してそれを非常事態にも頼って頂けるという形を作る方が良いと思います。今は沢山の方がスマホを使っていますが、スマホを使えない情報弱者の方も確実にいますよね。まずテレビという方もいますが、まずラジオという方もいらっしゃるので、誰に頼られてどういった情報を出せるのか、という事を考えるのが重要かと思います。必要なのは正しい情報ですので、それをどう入手するのかも難しいですね。
数年前、台風の時にナパサレポーターが外に出て様子を伝えていて、とても印象に残っています。皆さんも仰っていますが、街の様子をリアルタイムで伝えられるという事がコミュニティ放送の強みです。その点を活かしていく事が良いのではないか。また行政情報を解釈して伝える事も可能なら親切かと思います。市町村から避難所開設情報が来ても、本当に避難すべきか、それともまだ様子見程度なのか、その辺の情報も適切に判断して情報提供して頂ければ助かる方も多いのではないでしょうか。

ありがとうございます。地域のネットワークを更に密接に、いざという時、連携が取れるよう、日頃の活動を考えていきます。また緊急時の放送内容、情報発信の順番も社内で精査して適切に対応出来るようにしていきます。

それでは時間になりましたので第4回番組審議会を終了させて頂きます。次回は2月下旬の開催を予定しております。ありがとうございました。



以上

 
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